らせ

2021.4.1 お知らせ
胎児ホットライン妊娠葛藤相談窓口は、「助産師、産婦人科医、心理カウンセラー、小児科医、家族会、保健師」などのメンバーで構成されたチームで運営され、出生前検査前後の妊娠葛藤について相談することができます。専門の相談員による中立的な相談窓口として、病院やクリニックなどでは相談できなかったことなどお気軽にお話ください。

開設の背景
「母体血を用いた新しい出生前遺伝学的検査」(NIPT) については、結果説明の方法や事前・事後のカウンセリング体制が不十分な検査施設の存在も浮き彫りになってきており、様々な組織で、適切な在り方について議論が行われています。
一方で、一般産婦人科で行われている超音波検査で、予期せぬ胎児疾患が判明した時のカウンセリング体制については一定の見解がなく、各施設の判断に委ねられています。
NPO法人親子の未来を支える会では、妊娠中に胎児の病気や障がいの可能性があると告げられたカップルや、出生前検査を受けるか悩むカップルなどの不安や葛藤に寄り添うための事業を行なってきました。2016年に開設したオンラインピアサポート「ゆりかご」では、現在約700家族が登録し、互いの経験を共有しあい支え合っています。「ゆりかご」内の相談内容や、当法人へ直接寄せられる相談から、病院勤務の医療者や、保健師、ピアサポーターらが、施設ごとに試行錯誤しながら妊娠葛藤に向き合っている実態がみえてきました。
相談員は、2021年1月~2月にかけて開催された、胎児ホットライン相談員募集育成事業として、全12回の妊娠葛藤相談ウェビナー
を開催し、視聴した方の中で、さらに研修を重ねたメンバーで構成されています。

本相談窓口は、新型コロナウイルス対応緊急支援助成によって運営されています。

▶胎児ホットラインホームページ

胎児ホットライン相談窓口は、2020年12月~2021年11月の事業年度で休眠預金を活用した助成金で運営されます。
なお、事業年度終了後も引き続き胎児ホットライン相談窓口は運営する予定です。
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