私たちは-1才(うまれるまえ)から命に向き合える社会を目指すため、
医療者・患者本人や家族・エンジニア・弁護士など
様々な業種の人が集まり、2014年に任意団体として、発足。
その後2015年にNPO法人親子の未来を支える会として
設立いたしました。
-1才(うまれるまえ)からのサポート(病気の予防・
ピアサポート・胎児治療・福祉との連携等)や、
家族の自律的な決定を支援し、
その決定を社会的・医学的にサポートするためには何をすべきかを、
様々な視点から考え活動しています。
-1才(うまれるまえ)から始まり、
それぞれのライフステージで直面するかもれない課題を、
継続的にサポートします。
おなかの赤ちゃんに病気がないか検査し、病気によっては治療をすること。
そのことを胎児医療と言います。
また、妊娠前から葉酸を適切に摂取したり、風疹ワクチンを打っておくことで
予防できるうまれつきの病気があります。これは-1才(うまれるまえ)からできる予防医療です。
胎児診断(おなかの赤ちゃんの健康状態を調べること)は「命の選択のため」と
言われることがあります。
しかし世界には「The Fetus as a Patient」といって、胎児もひとりの人として、
医療の対象とする考え方があります。
-1才(うまれるまえ)の赤ちゃんに病気や障がいが
見つかった時、あなたが持てる選択肢を提示し、
納得できる答えを出すためのお手伝いをします。
東京大学理学部生物化学科卒業。千葉大学医学部医学科卒業。千葉大学付属病院、松戸市立病院、成田赤十字病院での産婦人科研修を経て、2016年より3年間英国 Fetal Medicine Foundationで胎児医療臨床研修。2019年より千葉市立青葉病院で勤務している。
2010年に米国のシンシナティで胎児外科を見学。2012年、日本学術振興会の助成を獲得し、中国・英国・スペイン・ベルギー・米国で胎児医療研修を行う。日本における胎児医療の必要性を感じ産婦人科医となり、勤務する中で「法や社会が出生を強要しているのに、障がいへの社会的理解・サポートが充実していない」という問題に直面する。また、胎児期に救える命を見つけようと出生前診断を進めると、結果として中絶が増えるという矛盾にも直面。多様性を認め、誰もが障がいを感じずに暮らせる世の中を目指す。
日本大学理工学部卒。
2014年、Jin-k合同会社を設立。
金融機関、官公庁などのインフラ構築を請け負う。ソーシャルアパートメントへの転居を機に、当法人代表の林と出会う。少子化問題や障がい者福祉などの問題に強く共感。また昨今の医療科学技術の進歩にも驚愕。一般市民の医療情報リテラシーの向上や、技術革新に対する理解・信頼・支持の獲得に寄与できると自負。まずはインターネット上の新規コミュニティ形成を行い、各ステークホルダーの共創を目指す。
不動産コンサルティング会社に在籍し自社で企画開発する交流型の賃貸住宅やホテル等、新しい価値のプラットフォームの企画運営を担当している。
当法人でも実生活レベルに於いて、誰もが自分らしく幸せに暮らすことのできるコミュニティと人々が生まれながらにもつ身体的・環境的要因をボーダーとしない自由なライフスタイルの創出を目指す。困った人や家族を助けるお手伝いがしたい!
新潟県立看護大学大学院看護学研究科修士課程修了。
清泉女学院大学 小児期看護学 准教授。
慢性疾患のある子どもたちが大人になった時に、居場所を持ち自立するために必要な支援や体制づくりの研究活動をしている。特に、先天性心疾患や22q11.2欠失症候群の子どもたち、医療ケアの必要な子どもたちが、できるだけ生きづらさを感じないで成長できるようにサポートしたいと思っている。2019年より、赤い羽根福祉基金で、医療的ケア児や学校看護師のためのガイドライン案作成と学校看護師を支えるネットワークの構築を目指す。
長く周産期新生児医療に関わり、超音波や遺伝による胎児診断を手がけてきた。医療には、医療者が受け持つ部分と、家族や社会が受け持つ部分、そして患者自身が主体的に作り上げる部分とがあると感じる。
この団体が、これらの間の隙間を埋め、相互に関係し合うことで、それぞれが持てる能力を生かし、相互に良い影響を与えながらともに成長できる、そのような場になることを願っている。誰も犠牲にならない、win-winの関係をめざしたい。
助産師として産婦人科で勤務し、その後、青年海外協力隊としてガーナに派遣。現在は帰国し、NICU(新生児集中治療室)で勤務している。様々な家族に出会い、赤ちゃん、お母さん、そして家族が、尊重され、安心して自分らしく生活できる社会にしたいと考える。それぞれの家族の思いに寄り添いサポートしていきたい。
管理栄養士として特定保健指導・栄養指導に従事。夫が重度の先天性心疾患であることから、患者会に関わるようになり、様々な家族のサポートをしている。家族が新しい命と向き合う時、一緒に考え、想い、寄り添いたい。
脳性麻痺の娘とダウン症候群の息子を含む3人の子育てを通して感じることは、子育ては受精から始まっているということ。すべての「命」、その存在は、妊娠の継続の有無に関係なく、たとえどうなろうとも意味はあるはず。その判断をも迫られるとき、心の居場所がないまま時間が過ぎていくことだけは、避けなくてはならないはず。誰かの存在が、その人らしさを大切にしながら判断できるようにサポートを行いたい。「こころのボーダーをなくそう」をコンセプトに活きかた表現を拡散中。
2014年7月、林・佐野・石田で任意団体として「出生前診断を考える会」を発足しました。
その後、エンジニアの平山、臨床遺伝専門医の生水、患者家族サポートの経験豊富な水戸川・中村・北村を加えて
「親子の未来を支える会 」が設立されました。審査を経て、2015年10月30日にNPO法人となりました。