FMF world congress 前夜

https://fetalmedicine.org/fmf-world-congress

文責:林伸彦

毎年6月に開催されている胎児医療の学会がスペインのアリカンテで始まりました。

(写真は会議室のとなりにあるプール)

研修医2年目から8年間、毎年この時期に夏季休暇を取らせてもらって参加しています。

「毎年参加すると新しい学びは少ないから2年に一回くらいでも」とも思ったこともありますが、やはり毎年参加して本当に良かったと思います。

今年1年間なにができたか、次の1年、次の5年何をしたいかを考える1週間になってます。


学会自体は6月25日からですが、会期前日に「二分脊椎の子宮鏡治療グループコンソーシアム」へ参加してきました。

パイオニアと呼ばれる人たちの中に混じって緊張しつつ、5時間にわたって、子宮鏡による二分脊椎胎児治療についての議論しました。

二分脊椎の胎児治療は、2011年に無作為比較試験で胎児治療の方が赤ちゃんの運動機能や知能がいいことが示されています。

当初は子宮を開ける手術をしてましたが、その後、子宮を開けなくてもいい子宮鏡手術が広まりました。昨年1年間に、19の国と地域で行われた治療の成績や合併症などが報告されました。毎年、改善点があり、合併症が格段に減ってきています。


会の途中で、私含め数人の若手がいたので、これから立ち上げたい人という立場での自己紹介をしました。

・国によって背景や制度は違うから実現可能かわからない

・けれど、今のうちから僕たちの議論に参加するのは大事だよ

とのコメントをいただきました。こういう医療者がいて、そしてその発展過程の医療を受ける人たちがいて、初めて医療って進歩するんだなと改めて感じる時間でした。

今日からは学会の本会議、楽しみです。